風水害

水災リスク評価・風災リスク評価

調査・分析・評価

概要

建物や設備、製品などが、台風による大雨やゲリラ豪雨・集中豪雨による洪水や内水氾濫などで浸水被害を受けたり、強風により損傷する可能性があります。 
日本は台風などの風災・水災のリスクが高く、毎年数回の台風上陸があり、数年に一度は大規模な災害が発生しています。実際に1991年の台風第19号で5,679億円の保険金支払いが発生したほか、1998年台風第7号、1999年台風第18号、2000年東海豪雨、2004年台風第16号、18号、23号、2006年台風第13号、2015年鬼怒川決壊などで顕著な被害が発生しています。 
また、こういった水災被害、風災被害を受けた際は直接的な損失にとどまらず、生産ライン停止により供給が停止し、信用の失墜に及ぶなど、金銭では図ることができない影響が出る可能性があります。 
近年集中豪雨などによる浸水被害や台風時の強風などによる建物損傷が増加しており、一般の企業からも多数のお問い合わせをいただいています。 
SOMPOリスクマネジメントでは、水災リスク、風災リスクの程度を定量的に評価し、適切な対策をご提案します。

サービス内容

本サービスでは、当社のコンサルタントが敷地の形状や周囲の状況、河川や海からの距離や堤防の状態、建物の形状や構造などを分析し、水災リスク・風災リスクを洗い出します。 
リスクを定量的に評価し、貴社における潜在リスクをご提示するとともに、現地の状況に応じた適切な改善対策をご提案いたします。 
現地を調査することが困難な場合であっても、公表資料などを用いた机上調査だけで実施することも可能です。このため、建物建設前の事前調査などにも対応いたします。 
貴社のご要望に合わせたサービス構築が可能ですので、まずはお問い合わせください。

〈調査にあたりご提出いただく資料〉
種類
物件の概要、過去の被災時の資料
敷地図、配置図
建物設計図(平面図、立面図、断面図)

サービスの流れ

風災リスク評価

ステップ1:当該地情報の把握

調査対象となる所在地と、台風の通過経路との状況を把握します。

ステップ2:被災履歴の確認

過去の被災履歴より、破損箇所と内容を確認します。合わせて過去に被害を発生させた台風や低気圧の規模やルートを確認し、今後起こりうる災害の規模・被災の程度を分析します。

ステップ3:現地調査

敷地や建物の管理状況や劣化状況を確認し、強風により破損する危険性が潜在している箇所を把握します。
(建物規模により異なりますが、原則として1~4時間程度で実施します。)

〈主な確認内容〉
確認内容
敷地周囲の状況
敷地内外構部の状況
建物の外装の状況
建物内の状況(屋根・壁が破損した場合の雨漏れによる被害を確認するため。)

ステップ4:報告書の提出

調査結果に基づき、調査から約1ヶ月後に、改善提案を取り纏め報告書をご提出します。

水災リスク評価

ステップ1:当該地情報の把握

調査対象となる所在地情報をもとに、河川や海からの距離を確認します。また、地形図より、当該地周辺の高低差・水の流れ方向などを確認します。

ステップ2:行政公表情報の確認

洪水ハザードマップなど行政が公表している情報を活用して、当該地に潜在している水災リスクを確認します。

ステップ3:被災履歴の確認

過去の被災履歴より、損傷箇所と内容を確認します。また、各種公表資料をもとに災害規模を確認し、今後起こりうる災害の規模・被災の程度を分析します。

ステップ4:現地調査

敷地や建物の管理状況や劣化状況を確認し、浸水により施設が損傷する危険性が潜在している箇所を把握します。(建物規模により異なりますが、原則として1~2時間程度で実施します。)

〈主な確認内容〉
確認内容
敷地・周囲の性状、排水溝・マンホールの状況
建物における地下の有無、立体駐車場等の地下ピットの有無(ある場合はその形状等)
出入り口等開口部の状況
建物内の状況(浸水時の被害を予測するため。)

ステップ5:水災PML(予想最大損害額)の算出

上記作業より把握した情報をもとに、被害シナリオを想定し、PML(Probable Maximum Loss:予想最大損害額)を算出します。

ステップ6:報告書の提出

調査結果に基づき、調査から約1ヶ月後に、改善提案を取り纏め報告書をご提出します。

ポイント・活用例

  • 机上のみで評価を行う簡易調査と、現地調査を行った上で総合評価をする詳細調査の2種類のサービスを用意しています。

  • 机上調査では、各種公表資料から、当該地の気象特性や風水災リスクを洗い出し、報告書を提出します。

  • 現地調査では、立地・気象条件、過去の被災調査等と現地おける調査結果より、結果を取りまとめた上で、総合的判断により、風水災リスク特性のハザード評価を報告書にまとめ提出します。

  • 確認されたハザード評価についての改善提案を行います。

コンサルティング事例・実績

  • 風水災オールリスク調査

  • 水災リスク調査

  • 風災リスク調査

など、様々な業種・業態において、多数の実績があります。

コンサルティング料金

料金はご用命により異なります。
詳細については、以下のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

風水害に関するサービスのお問い合わせ

03-3349-4320

営業時間:
月~金 10:00-17:00
(年末年始、土日等を除く)