制度改定の流れ
これまでは、「使用前自主検査」「溶接事業者検査」「定期事業者検査」それぞれに安全管理審査を受審していただいておりましたが、2017年4月1日から「溶接安全管理審査」が廃止となりました。今後は「溶接事業者検査」について溶接事業者検査終了日から直近の「使用前安全管理審査」または「定期安全管理審査」のいずれかにて登録安全管理審査機関が溶接事業者検査記録を確認します。

図1:2017年4月1日以降の安全管理審査制度
製品認証活用ポイント
登録安全管理審査機関が使用前安全管理審査(以下「使用前」)または定期安全管理審査(以下「定期」)時に溶接事業者検査記録を確認するため、それぞれの審査で要する時間が増加することが見込まれます。製品認証を活用した溶接事業者検査を実施していただきますと、溶接事業者検査記録の内容確認(10%サンプリング等)が免除され、従来とほぼ変わらない時間で使用前または定期を受審することができます。また、製品認証は、当社と施工工場との契約になりますので、設置者への負担(申請書の提出、工程中の立会等)が軽減され円滑に溶接事業者検査を進めることができます。

図2:製品認証活用した場合の安全管理審査の流れ