リスク定量評価

金融機関向け有形資産リスク量計測

調査・分析・評価

概要

2007年(平成19年)より世界中の銀行に対して新BIS規制が適用され、自己資本比率の算定にオペレーショナルリスク(オペリスク)*が追加されました。
日本は、大きな被害をもたらす地震がしばしば発生し、また毎年のように台風の襲来を受けている、いわば自然災害大国です。そのため、所有する建物やシステム機器等の有形資産が損害を被ることも多々あり、自然災害リスクの大きさを前もって知っておくことが重要です。
SOMPOリスクマネジメントでは、蓄積したリスク定量評価の知見やノウハウを活かして自社開発した「有形資産リスク計量モデル」を用いて、有形資産に関するリスク量を計測するサービスを提供しています。

* 主にシステム障害や事務処理ミス、地震などによる建物損害といった事故・災害リスクのこと。

サービス内容

本サービスでは、地震や台風、火災事故といった具体的なシナリオを想定し、それらのシナリオによる各店舗の建物・什器備品等の損失金額を推定し、計量結果を報告します。計測に用いるシナリオは、公的機関が定めた情報(地震動予測地図や洪水ハザードマップなどを活用しています。

〈計測対象リスク・計量手法および対象物件〉
対象リスク 計測手法 対象物件
地震 貴行に大きな損害をもたらす地震シナリオを選定し、それぞれのシナリオにおける損失金額を算定 各種店舗
システムセンター
出張所
ATM
寮・社宅 等
風災 日本に史上最大の損失をもたらした伊勢湾台風が、貴行の主要地域を襲来した場合の損害額を算定
水災 貴行の主要地域における洪水ハザードマップを用いて、そのシナリオによる損失金額を算定
火災 の本店や主要なシステムセンター等の重要な建物を選定し、その建物が出火したシナリオの損失金額を算定 事務所(本店)
システムセンター


〈アウトプットイメージ(地震・風災・水災・火災リスクのシナリオ別推定損害額の計算結果(例))〉

〈参考〉新BIS規制における自己資本比率算定の概要

パンフレット

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