企業リスク情報誌『SAFETY EYE』

No.36(2008年10月発行)事業継続マネジメントにおける第三者認証制度の活用

事業継続(BCM)

本誌「SAFETY EYE」では、損保ジャパン・リスクマネジメントが、企業のリスクマネジメント実践の推進に役立てていただくことを目的に、毎回、企業を取り巻くリスクに関連するテーマを特集しています。
今回は、「事業継続マネジメントシステム(BCMS)の第三者認証規格「BS25999-2:2007」~取得事例と活用~」をテーマに取り上げました。
地震、新型インフルエンザや情報システム障害などの災害・事故発生時に重要な業務を継続させる、あるいは早期に復旧させるための経営手法である「事業継続マネジメント(BCM:BusinessContinuity Management)」に対する関心が近年高まっています。
2007年11月には、英国規格協会(BSI:British Standards Institution)より世界初の第三者認証規格「BS25999-2:2007」が発行され、英国では今年4月、この規格を基準とした事業継続マネジメントシステム(BCMS)の第三者認証制度の本格運用が開始されました。日本においても、今年8月から、英国と同様の基準でBCMS適合性評価制度の実証運用が開始されるなど、BCMSに対する動きは活発になってきております。
第1章では、当社西出主任コンサルタントより、事業の継続性を評価する上でのBCMS第三者認証制度の活用について解説しております。
第2章では、「BS25999-2:2007」の認証を英国にて取得したNewton IT Ltd.の須藤氏より、自社での事業継続マネジメントシステムの構築の準備から「BS25999-2」の認証取得に至るまでの実体験についてご紹介いただいております。

第1章 事業継続性の評価における第三者認証制度の活用
1. 事業継続性の評価における現状と問題点の整理
2. 評価可能な事業継続の活動とは
3. まとめ~BCMS認証の採用~

第2章 「BS25999-2」認証取得事例の紹介
1. まえがき
2. 今回取得した認証登録の概要
3. BS25999-2の審査から認証登録までの流れ
4. BS25999-2認証に必要な準備
5. BCMS構築の手順
6. 最後に

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