欧州連合の欧州司法裁判所(The Court of Justice of the European Union)は、PL指令の欧州域内での解釈の違いが発生することを防止するため、解釈に疑義が出た事案の裁定を行なっています。第4次見直し結果の報告書では、2006~2010年の第4次レビューの期間内に発生した疑義事案6件について紹介しています。本紙では第4次見直し結果の骨子を紹介すると共に、疑義事案の欧州PL判例主文を入手し、事実関係などを補足して個別事案4件を紹介することとしました。欧州各国でどのようなPL事故が発生しているのかを知る意味でも興味深いと思われます。本資料が貴社のリスクマネジメントにお役に立てば幸いです。