製品安全とリコール関連の新ISO解説(130718)

2012年10月、経済協力開発機構(OECD: Organisation for Economic Co-operation and Development)は、「製品起因の死亡や傷害事故に起因して、全世界で、年間1兆ドル(約100兆円)以上の損失が発生している」と発表しています。

2013年4月、国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)は、PL分野に関連する新たなISO規格を2つ発行しました。ひとつは「ISO製品安全ガイドライン(ISO 10377)」、もうひとつは「ISO製品リコールガイドライン(ISO 10393)」です。 当社は、この2つのISO規格の国内対策委員会のメンバーとして、規格の原案段階から参加し、日本の意見を反映させるよう努力してまいりました。

本号ではその経験を活かし、ISOの製品安全ガイドラインと製品リコールガイドラインが、どのような特色を持ち、相当する日本のガイドラインと比較して、どのような点に差異があるかについて解説します。本資料が貴社のPL対策やリスクマネジメントにお役に立てば幸いです。

*キーワード:製造物責任、PL、ISO規格、製品安全ガイドライン、製品リコールガイドライン、ISOガイドライン、新ISO規格
*地域:全世界、欧州