気候変動と製品安全・PLリスク(260831)
近年、地球温暖化の進行に伴い、日本では平均気温の上昇や猛暑、大雨の発生頻度の増加など、気象・気候の変化が顕在化しています。こうした変化に伴う自然災害そのものが重要なリスクであることはいうまでもありません。
一方、メーカーにとっては、高温、浸水、強風、紫外線、積雪・凍結等が、製品の耐久性や安全性に及ぼす影響にも注意が必要です。これらの環境条件は、材料の劣化、絶縁性能の低下、内部への水分の侵入、部品の変形・破損等を促し、火災、感電、破損・飛散などの製品事故につながる可能性があります。気候条件の変化は、メーカーが従来想定してきた製品の使用・保管環境を変化させ、製品安全及び製造物責任(PL)のリスクに影響を及ぼす可能性があります。
海外では、気候変動による使用環境の変化を踏まえ、設計時に用いる気象条件の見直しや、耐熱・耐水性能、試験条件、警告・表示等を強化する取り組みも進められています。気象条件の変化に起因する製品の不具合が直ちに製品自体の欠陥とみなされるわけではありませんが、予見可能な環境に対して適切な安全対策を講じていたかが、今後一層重要になると考えられます。
本レポートでは、「気候変動とPL」という課題に焦点を当て、日本における気候変動の現状を整理した上で、気象条件の変化が製品の安全性及び欠陥判断に及ぼし得る影響を検討します。さらに、国内メーカーに求められる製品安全上の対応策等を提言します。本資料を、貴社におけるPL対策及び製品安全リスクマネジメントの見直しにお役立ていただければ幸いです。
* キーワード:日本、気候変動、異常気象、地球温暖化、PL、製造物責任、製品安全
* 地域:日本