国内最新PL訴訟から考えるPL対策(201223)

日本国内における製造物責任(PL)訴訟件数は、PL法施行以来およそ300件程度確認されています。


PL訴訟リスクを回避するためには、しっかりとしたPL防御対策(Product Liability Defense - 以下「PLD」)を取ることが重要であり、適切なPLDを取るためには、過去の訴訟事例から学ぶことが有効となります。


本稿では、近年に公開されたPL訴訟判例の内、被告企業が勝訴した判例を中心に、実際に争点で使用されたPLDを抽出しました。本稿に掲載した10件の判例では、特に製造物責任に関するポイントに絞り掲載しました。本内容が貴社PLDやリスクマネジメントに、いささかでもお役にたちましたら幸いです。

 

【本稿掲載判例】
判例1 :氷菓子で前歯が割れた
判例2 :サンドウィッチ様の食品で歯冠破折
判例3 :制汗スプレーで衣服が変色
判例4 :せんべいを食べて歯が欠けた
判例5 :エアコン室外機による火災
判例6 :医療機器AC電源ケーブルの断線による死亡事故
判例7 :エアバックの欠陥により怪我
判例8 :コンバインが暴走しひかれた
判例9 :ノートパソコンのバッテリーによる火災
判例10:トラックのトランスミッションに欠陥


* キーワード:製造物責任、PL訴訟、PLD、PL対策、懲罰的損害賠償、表示、欠陥、火災、再現実験
* 地域:日本