カナダにおける製品リコール事情(170831)

近年エアバッグによる世界的な大規模リコール事案が騒がれており、これに対して行政、企業、消費者団体などが、これまでにないような大きな動きを見せています。特に企業においては、日本の大企業が破産にまで追い込まれるリスクを目の当たりにし、リコール実態の把握、社内体制の強化、契約書や保険設計の見直しなど、様々な対策を検討している実態があります。

このため近年のPLクラブでは、リコールにスポットを当てた情報の提供を促進してきました。これまでには、日本、米国、欧州、中国、オーストラリアなどにおけるリコール事情についてお伝えしてきました。今回は、PLクラブでもあまり触れてこなかったカナダに関するリコール事情について、お伝えしたいと考えます。内容としては、対象となる各種製品のリコール法と、政府が公表しているガイドラインの特徴、およびリコールの発生件数について、当社独自の調査結果を掲載します。本資料が貴社のPL対策やリスクマネジメントにお役に立てば幸いです。

<目次>
I. カナダのリコール基礎情報
1. リコール関連法規
2. 管轄省庁
3. リコール公表サイト
4. リコールガイドライン

II. カナダにおけるリコール発生状況
1. 製品カテゴリー別のリコール発生件数の比較
2. 消費者製品のリコール発生状況
3. 食品のリコール発生状況
4. 医薬品のリコール発生状況
5. 医療機器のリコール発生状況
6. 自動車のリコール発生状況

III. 消費者製品リコールガイドライン(日本語版試訳)
IV. 消費者製品リコールガイドライン(英語原文)

*キーワード:リコール、カナダ、法律、ガイドライン
*地域:カナダ