自動販売機の国内PL判例紹介 (031001)

本件は、自動販売機からの出火と見られる火災に関して、2002年5月29日に被告側である(以下「自販機」)メーカーが勝訴し、原告側が2002年6月10日に控訴した事案です。火災原因が明確に特定できない場合、自販機からの出火と推認できるのか?いわゆる「欠陥部位の特定」の問題や、メーカー以外の被告に対するPL法の訴えが有効か?などが論点となっています。自販機は構造上も冷蔵庫に類似した側面があると考えられ、本件は電化製品のPL訴訟例として「製品安全対策」や「PLデフェンス」面で参考になると思われます。