食肉解凍装置の国内PL判例(061019)

今回のPL情報では、食肉解凍装置の欠陥により金属異物の混入事故が発生し、解凍装置メーカーが、装置納入先である食品加工会社に損害賠償をしたのち、事故の原因となった部品のメーカーに対し、PL法に基づいた損害の求償訴訟を起こした事案を紹介致します。

最近では、パソコンメーカーとそれに搭載された電池のメーカー間に賠償請求の動きがあるなど、完成メーカーと部品メーカー間の賠償請求問題が表面化しています。複数企業での「ものづくり」が進むなか、本号は完成メーカーと部品メーカーの賠償責任の分担関係を考えていくうえで有益な一例と言えます。