欧州のリコール・製品安全関連法(070213)

今回のPL情報では、ヨーロッパの消費者安全確保を主眼としたEUの製品安全・リコール規定についてご紹介します。昨今、日本国内においても消費生活用製品安全法が改正されるなど、製品安全に関する行政側の法整備が進んできていますが、ヨーロッパ(EU)における製品安全体制はより進んだものとなっています。
EU加盟国は現在、域内共通の製品安全・リコール規定を元に、自国の規定やガイドラインを定めています。

そこで、今回は、特に、域内共通の規定である一般製品安全指令(GPSD:General Product Safety Directive)について解説し、EUの製品事故情報の収集・公開システムについても言及することで、「製品安全を確保するために、どのような法体系、情報システムが採用されているのか」「その中で企業がするべき項目はなにか」など、EU内で活動する企業にとって知っておくべき事項をご説明します。