部品メーカーの製造物責任(下巻)(101020)

最近、時々ですが「米国における部品メーカーのPL(製造物責任)」について、企業の方々から「まとめた資料はないか?」との問い合わせがあります。現在、会員企業の皆様には電子媒体で、米国における各種製品の最新PL判例をお届けしています。これらのPL判例には、部品・原材料・中間体に起因する判例も含まれております。しかし、「部品メーカーへのPL追及」について、追及法理も含め、PLデフェンスまでの全体像をまとめた資料は、電子媒体のPL情報に、一部はあっても十分あるとは言い難い状況です。

実は、当社のPL情報の提供の歴史は古く、1983年ぐらいから「海外PL情報」として、紙ベースの冊子として提供し続けてきました。これらの紙ベースの海外PL情報の中には、米国のPL追及が日本の輸出関連企業にとって深刻な時代に作成したものもあり、その内容は現在でも、その基本部分に変化はなく、十分有益と考えられます。そこで、今回は、特別号として1987年版の海外PL情報「部品メーカーの製造物責任(上下巻)」を復刻し、電子媒体でお届けします。
本号が、貴社の米国PLリスク・マネジメントにお役に立てば幸いです。

目次
【上巻目次】
1. 部品のPL訴訟の実態
2. 日本の部品メーカーが巻き込まれたPL訴訟
3. 部品メーカーに対するPL法理
4. 部品の組合せ危険
5. 部品メーカーの警告義務
6. 欠陥部品とアセンブリ・メーカーの責任
7. 部品メーカーとアセンブリ・メーカーとの責任分担

【下巻目次】
8. 素材とPL
9. OEM製品とPL
10. 部品メーカーのPL保険と肩代わり契約責任
11. 部品メーカーのPL訴訟手続きQ&A
12. 部品メーカーのPL防止対策